こんにちは、Thumb up Cafe Blogへようこそ!
前回までは、文の主役となる「動詞(be動詞、一般動詞)」や、主語をワープさせる「人称代名詞」について学びました。今回注目するのは、物や人の名前を表す**「名詞(めいし)」**です。
日本語では、りんごが1つでも10個でも「りんご」という言葉は変わりません。しかし、英語では**「1つ(単数)」と「2つ以上(複数)」**をハッキリと区別しなければなりません。
これが、中1英語で初めて出会う大切なルール、**「名詞の複数形」**です。このルールをしっかりマスターして、英語の表現力を一気に広げましょう!
1. 🔑 英語の名詞の分類:「数えられる」か「数えられない」か
英語の名詞は、まず大きく2種類に分けられます。この区別が、複数形を作るかどうかの判断基準になります。
1-1. 数えられる名詞 (可算名詞、Countable Nouns) 🍎
形や輪郭がハッキリしていて、一つ、二つ、と数えられる名詞です。
- 例: pen (ペン), apple (りんご), student (生徒), house (家)
これらの名詞には、**「単数(1つ)」と「複数(2つ以上)」**の形があります。
1-2. 数えられない名詞 (不可算名詞、Uncountable Nouns) 💧
形がはっきりしない、または数えること自体に意味がない名詞です。
- 液体・物質: water (水), air (空気), milk (牛乳)
- 抽象的なもの: music (音楽), peace (平和), information (情報)
- 素材: paper (紙), wood (木材), money (お金 ※紙幣や硬貨は数えられる)
これらの名詞は、原則として複数形にしません(-sをつけません)。
2. 📝 数えられる名詞の複数形ルール
数えられる名詞が「2つ以上」になるとき、基本的には名詞の最後に -s をつけます。
2-1. 基本のルール: -s をつける
ほとんどの名詞は、単語の最後に -s をつけるだけで複数形になります。
| 単数 (1つ) | 複数 (2つ以上) |
|---|---|
| a cat | two cats |
| a book | many books |
| a flower | some flowers |
2-2. 特殊な複数形のルール( -es をつける場合など)
単語の最後の文字によっては、-sではなく、-es をつけたり、形を大きく変えたりする必要があります。
① -s, -x, -ch, -sh, -o で終わるときは -es
名詞の最後が s, x, ch, sh, o の音で終わる場合、-sだけだと発音しにくいため、間に e を入れて -es をつけます。
| 終わりの文字 | 単数 | 複数 (−es) |
|---|---|---|
| -s | a bus | two buses |
| -x | a box | three boxes |
| -ch | a watch | five watches |
| -sh | a dish | some dishes |
| -o | a tomato | two tomatoes |
💡 例外: photo (写真), piano (ピアノ) などは、-s だけをつけます (photos, pianos)。
② 「子音字+y」で終わるときは y → ies
名詞の最後が y で終わっていて、その直前の文字が **a, i, u, e, o 以外の文字(子音字)**だった場合、y を i に変えて -es をつけます。
| 終わりの文字 | 単数 | 複数 (y→ies) |
|---|---|---|
| 子音字+y | a baby | two babies |
| 子音字+y | a city | many cities |
💡 注意: day のように a, i, u, e, o (母音字) の直後に y がある場合は、そのまま -s をつけます (days)。
2-3. 覚えるしかない!不規則な複数形
上記のルールに当てはまらず、単語の形が大きく変わってしまう、不規則な複数形もあります。これらは数が少ないので、一つ一つ暗記しましょう。
| 単数 | 複数 |
|---|---|
| a man (男性) | two men |
| a woman (女性) | two women |
| a child (子ども) | many children |
| a foot (足) | two feet |
| a tooth (歯) | two teeth |
💡 形が変わらないもの: a deer (シカ) → two deer、a fish (魚) → two fish など、単数も複数も同じ形の名詞もあります。
3. 💧 数えられない名詞の取り扱い
数えられない名詞は、その性質上、**「複数形にならない」**という大きなルールがあります。
3-1. 絶対に -s はつけない
- ❌ waters (水たち)
- ❌ informations (情報たち)
- ⭕️ water, information
3-2. 数えるときは「容器」や「単位」を使う
数えられない名詞を数えたいときは、それを入れる**「容器」や「単位」を使って数えます。そして、その容器や単位の方を複数形**にします。
| 数えられない名詞 | 数え方 | 複数形にした例 |
|---|---|---|
| water (水) | a glass of water | two glasses of water |
| paper (紙) | a sheet of paper | three sheets of paper |
| coffee (コーヒー) | a cup of coffee | five cups of coffee |
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