こんにちは、Thumb up Cafe Blogへようこそ!
皆さんが英語を習い始めて最初につまずきやすいのが、この**「人称代名詞(にんしょうだいめいし)」です。少し難しい名前ですが、これは英語の文をスムーズに、そして短く話すための「超便利な言葉のワープ装置」**なんです!
今回は、この「人称代名詞」の役割をしっかり理解し、**主役(主格)、持ち主(所有格)、対象(目的格)**という3つの大切な使い方をマスターしましょう。これを知れば、あなたの英語は一気にレベルアップします!
1. 🔑 「代名詞」とは何か?(言葉のワープ装置)
1-1. 代名詞は「名詞の代わり」
まず、**「代名詞」とは、読んで字のごとく、「名詞(人や物の名前)の代わりをする言葉」**のことです。
例えば、友達と野球の話をしているとき、
ケンは野球が好きです。ケンは毎日野球をします。ケンの好きな選手はイチローです。
これでは「ケン」を何度も言いすぎて少し不自然ですよね。日本語でも、2回目からは「彼」と言い換えます。
ケンは野球が好きです。彼は毎日野球をします。彼の好きな選手はイチローです。
この日本語の「彼」や「彼女」「それ」「私たち」にあたるのが、英語の代名詞です。
1-2. 人称代名詞:人を表す代名詞の王様
代名詞の中でも、特に「私」「あなた」「彼」「彼女」「私たち」のように、人を表す言葉を人称代名詞と呼びます。これが英語の文を作る上で最も頻繁に使われる、まさに代名詞の王様です。
2. 📝 人称代名詞の3つの形(格変化)
人称代名詞が厄介なのは、日本語の「私」「彼」のように形が変わらないのに対し、英語では文の中でどんな「役割」をするかによって、形がガラッと変わってしまうことです。
この「役割」のことを**格(かく)**と呼び、主に3つの大切な形があります。
| 役割 | 格の名称 | 文の中での働き | 日本語のイメージ |
|---|---|---|---|
| 主役 | 主格 (しゅかく) | Subject(主語)になる。 | 「〜は」「〜が」 |
| 持ち主 | 所有格 (しょゆうかく) | 名詞の前に置いて所有を示す。 | 「〜の」 |
| 対象 | 目的格 (もくてきかく) | Object(目的語)になる。 | 「〜を」「〜に」 |
2-1. 人称代名詞の格変化表(暗記必須!)
この表は、英語学習において絶対に暗記しなければならない土台です!
| 人称 | 主格 (S) | 所有格(〜の) | 目的格(〜を/に) |
|---|---|---|---|
| 1人称単数 | I | my | me |
| 2人称単数 | you | your | you |
| 3人称単数 | he | his | him |
| she | her | her | |
| it | its | it | |
| 1人称複数 | we | our | us |
| 3人称複数 | they | their | them |
3. 🔎 3つの形の具体的な使い方
3-1. 主格(S):文の先頭の主役
主格は、文の主語(S)、つまり「〜は/が」にあたる、動作を行う主役です。文の最初に来ることがほとんどです。
- I am a student. (私は生徒です。)
- She plays the piano. (彼女はピアノを弾きます。)
- They like apples. (彼らはりんごが好きです。)
3-2. 所有格(my, your など):持ち主を示す
所有格は、必ず名詞の前に置いて、「誰の」「何のものか」という持ち主を示します。単独で使うことはできません。
- My bike is new. (私の自転車は新しいです。)
- His book is heavy. (彼の本は重いです。)
- Their dog is small. (彼らの犬は小さいです。)
3-3. 目的格(me, him など):動作の対象を示す
目的格は、動詞(V)の動作を受ける対象、つまり目的語(O)になる「〜を/に」にあたる役割です。また、to や with のような前置詞(ぜんちし)の後ろにも必ず目的格を使います。
1. 動詞の対象(O)になる
- I know him. (私は彼を知っています。) → him が動詞 know の対象
- She loves us. (彼女は私たちを愛しています。) → us が動詞 loves の対象
2. 前置詞の後ろに来る
- Please talk to me. (私に話してください。) → me が前置詞 to の後ろ
- I play soccer with them. (私は彼らとサッカーをします。) → them が前置詞 with の後ろ
4. 💡 間違いやすいポイント
間違いやすいポイント1:目的語は me? I?
日本語の感覚で、「私は」だから I、「私を」だから me と覚えてしまうと、前置詞の後ろで間違えやすくなります。
「動詞の動作や前置詞の対象になっているか?」で判断しましょう。
- 正解: Look at me. (私を見て。)
- → at(前置詞)の対象なので目的格 me が正しい。
間違いやすいポイント2:所有格と所有代名詞の違い
所有格(my, your)は名詞の前に置きますが、所有代名詞(mine, yours)という「〜のもの」という意味の言葉もあります。
| 意味 | 形 | 使い方 |
|---|---|---|
| 〜の | my (所有格) | This is my pen. |
| 〜のもの | mine (所有代名詞) | This pen is mine. |
所有代名詞も重要ですが、まずはこの3つの格を完全に区別することが最初の目標です!
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人称代名詞は、文の要素がSかOか、あるいは名詞の前かによって、形が瞬時に変わらなければなりません。この瞬間的な切り替えには、集中的なトレーニングが必要です。
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Thumb up Cafe のオンライン個別指導では、
- 主語、目的語、所有の役割を瞬時に判断し、適切な格を選ぶトレーニング
- 格変化表を、声に出してリズムで覚える練習
- 動詞と前置詞の後に続くのは目的格である、という鉄則の徹底
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